国内MBAのススメ

人生変えたくなったら考えてみよう。日本のビジネスパーソンにもっと学びを。mbajapan@outlook.jp

国内MBAはいつ行くべきか

準備期間や入試の勉強など考慮した場合、それはずばり「一年以内」。

もちろん年齢や経験したキャリア(職歴)にもよる。20代で仕事を覚えて面白くなっている時期の人にとってはMBAを志しても決断が難しいところだろう。また、あまりビジネス経験を積んでいないうちにMBAの勉強は向いていない面もある。実際一定上の社会人経験を入学条件にしている大学院も多い。

今日、ここで考えたいのはもう少し上の年代の場合、30代、社会人経験10年以上くらいの年代とキャリアの場合。これも悩ましい面はあるが早ければ早いほうがよい。

今まで様々な国内MBA入学者を見てきて考えたその理由は、第一に問題意識を持ったその時が行き時。3年後なんて言ってる人で3年後に実際行った人はほとんどみたことがない。通うことには様々な困難が伴うが3年後その困難が軽減していることはまずなくて、ますます「行かない理由(行けない理由)」が大きくなっているだけだ。

次に、今の時代は変化も早い、ビジネスはスピード命の時代である。一生を逆算して考えてみると30代にとってフルにビジネスマンとして前進できるのは残り何年だろう。その中でさらにまた3年待ってからなんていうのは「機会損失」そのもの。さっさととってその3年間でそれを活かしてビジネスライフをさらに充実させたらよいのだ。

大体にしてビジネス能力は決断と実行のスピードに比例する面が極めて強い。何年後かになんて考えているのは人生にとってMBAが必要だと真剣に考えていないか自分の行き詰まりにほんとうの「痛み」を感じていないのだ。

また、個人の自由と言ってしまえばそれまで、強くいうことでは無いが、ビジネスライフが下向きあるいは引退直前で大学院に通っても若者に交わって積極的な授業参加ができなかったり隠居気分で昔話をして授業の妨げになることすら考えられる。残念だけどこれは実態としてある。

 

そもそも、幸いというか国内MBAは一部のフルタイム大学院を除いて入試そのものはそれほど難しくない。(GMATや高度なエッセイを要求される一部の海外MBA大学院は事情が異なる)入試の試験というよりそれまでのキャリアや考え方を選抜では見られるのだ。「入試勉強」を2年も3年もして人生の残り何十%の期間を先延ばしするのはあまりにもったいない。

よーし、一年以内に行くぞと「決断」することが大事なのだ。