国内MBAのススメ

人生変えたくなったら考えてみよう。日本のビジネスパーソンにもっと学びを。mbajapan@outlook.jp

北の国でのユニークなMBAの取り組み

北海道唯一の専門職大学院MBAとして奮闘する小樽商科大学大学院アントレプレナーシップ専攻。こちらが北海道大学大学院工学研究科といわゆる大学院連携し提供しているプログラム「理工系博士課程大学院生のためのMBA特別コース」。残念ながらというかコースの性格上北大の工学系大学院生限定のプログラムだけど小樽商大大学院(ちなみにOBSというそうだ、”おぶす”では女子院生募集に不利ではないかとつっこんだことがある:余談)の院生にとってはこういった「異分子」といっしょの学びは貴重な機会となっているのではないだろうか。

プログラムの詳しい内容は以下のリンクを参照してください(平成23年度に書かれた資料ですがアップデートはないようです。CiNIIにも論文として収録されています)

一種のMOTの発展系というか、分岐したかたちかと思うけど似たようなプログラムは東工大にあるくらいではないだろうか。

 

http://www.eng.hokudai.ac.jp/graduate/mba/

(金子教授によるプログラムの詳しい内容がリンクされています)

 

知り合いもいるのでぜひこのプログラムの成果についても追いかけてみたい。

 

同大学は日本で最も小さい(学生数、予算でも)国立大学法人のひとつではあるが100年以上の伝統を誇るだけになかなかの存在感を示す。ここはMBAに限らず地域連携、大学・大学院連携にたいへん熱心。それだけ大学の存続・レベル維持に危機意識の強い大学ともいえるのかもしれない。

同大学院の教授陣は神戸大学、早稲田出身などの実務経験者の若手教授陣をそろえておりいろんな形で情報発信している方も多い。私もこちらの東京同窓会主催の公開セミナーに参加させていただいたことがあるが高いレベルの内容とたいへんな熱気にびっくりした記憶が鮮明です。

北海道まで行って大学院に入るのはそれ以外の地域の人にとっては現実的ではないだろうけどその活発な活動は目が離せないビジネススクールのひとつ。そういえば昨年富士通の元社長の黒川氏が引退後正規の院生として入学したことでも話題になっていた。こういったパターンや東京での仕事辞めて農業ベンチャー(もちろんそれ以外でもいいのだが)やるぞみたいな気概の方には一考の価値ありか。