国内MBAのススメ

人生変えたくなったら考えてみよう。日本のビジネスパーソンにもっと学びを。mbajapan@outlook.jp

決して特殊な話しではない、ありえる「就活失敗して内定がもらえなかったからMBAにいったらスゴイことになった話」

STORYS JPで見つけたMBA体験記。

http://storys.jp/story/6988

学部卒業時内定もらえずワラにもすがる思いで進んだ一橋大学商学研究科、その後ハードなカリキュラムをこなし修士修了時には内定もらい放題。これはフィクションや誇張でもなく条件が整えばあり得る話。実はこのような事例はかなりの数に上るのだが絶対数がすくないため一般メディアにあらわれることはなかったのだ。

その条件とは、そもそもこの小森君のように大学院に受かる基礎学力、資質がないと話にならない。大学院は学部までと異なり圧倒的に参加型授業そしてその中での貢献を問われるので大学院側もその資質を持っているかはかなりシビアに判断しているし経験も持っている。

次に、やはりこれは一橋、慶応くらいでしかあてはまらない事例。企業側もフルタイム大学院は夜間主体の専門職大学院とは分けて考えており「新卒大学院修了者」として扱っているだろう。

専門職大学院では社会人経験のない場合は入学資格のないところもも多いし新卒市場とあは別のワールドになっている。

フルタイム(社会人コースではなく)で名だたる企業のコンサルティングや役員研修も引き受けている教授陣からみっちり絞られるところといえばのはこの2校をあげていいだろう。ちなみに両校とも「働きながら学ぶ人の割合0パーセントだ。

そして小森君の場合はある意味で才能が開花したというか、授業についていくのはそうとうタフだったようだけど泣きながらでもちゃんとこなしてある程度成績を収められたことが大きい。実は勉強ができると思われるような学生でもMBAのカリキュラムにはなじめず高成績を上げられない人はけっこういるのだ。いくら何とか入学まですべりこんだとしても低空飛行の成績やぎりぎり卒業ではチャンスはつかめなかっただろう。

一橋は国立大学法人ゆえやや授業料は安いとはいえ機会損失含め数百万円の費用負担がまかなえた環境も重要なポイントだろう。

こういったチャンスにかける積極的学歴ロンダリングは金太郎あめ就活状況に小さな風穴を開けられるだろうか。